SCARECROW RETURNS

個人的な映画鑑賞記録と、甘口のゆる~い感想

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旅情 (1955年・英/米)

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★歳を重ねる毎に好きになる作品★

良質な往年の作品を上映してくれる『午前十時の映画祭』も今回で5年目になります。
今回のタイトルは『第二回 新・午前十時の映画祭』です。
なんか昔の『猿の惑星』シリーズ並みに訳がわからくなってきましたw
そのうち冠が『続』とか『最後の』とかになっていくのでしょうか?

今回観に行ったのは、1955年作品の『旅情』。この作品を初めて観たのは大学生の頃でした。
とても気に入った作品でその後数年おきに観ていますが、自分が歳を重ねるごとに好きになっていく…そんな作品です。


■STORY■

ジェーン・ハドソンはアメリカで秘書の仕事をしているオールド・ミス。
彼女は念願であった初めてのヨーロッパ旅行を実現させ、水の都・ヴェネチアにやってきた。
街は美しく人々は陽気だったが、その事が殊更独り身である事を痛感させ、ジェーンの気持ちは逆に沈んでいく。
そんなジェーンに声を掛けてきたのは浮浪児のマウロだけだった。
16ミリカメラを手にひとり街を歩くジェーンがサン・マルコ広場のカフェで休んでいた時、背後から自分を見つめるハンサムな中年の男の存在に気づく。しかし恋に不器用なジェーンはただ慌ててその場を立ち去る事しかできなかった。
翌日、通りすがりの骨董店でショーウィンドウのゴブレットが気になり思い切って店に入ってみた。その店の主人は偶然にも前日サン・マルコ広場で会った男だった…。


20代の頃、同年代の女性とこの映画について話した事があるんですが、彼女の感想は「痛いよねぇ~」の一言でした…。
すでにこの作品が大好きだった自分は「えー!それだけ???」と思ったのですが、まぁ確かに歳を重ねても恋に不器用な主人公は、若い女性には「痛い」存在かもしれません。
でも…不思議な事に、自分の目には主人公の女性はとても可愛く思えて…
(この映画でのジェーンの年齢設定は「アラフォー」。演じたキャサリン・ヘップバーンは既に「アラフィフ」でした)

smt02.jpg 素敵な出会いを夢見てヴェネチアに来たジェーン


「あー、あなたは年上好きだからねー」とリアルな知人には言われそうですが、そういう事じゃなくて、何というか…その不器用さにとても好感が持てるというか…応援したくなるというか…自分でも上手く表現できないのですが、とにかくそんな気持ちにさせられるんですよ。

決して美人とは言えないキャサリン・ヘップバーンですが、孤独なジェーンの気持ちを物凄く上手く演じていて、本当に可愛く見えるんですよね。名演技!!

smt03.jpg 現実は厳しい…孤独なジェーン。


一方、ジェーンのお相手となるイタリア男・レナートを演じたのはロッサノ・ブラッツィ。「中年男」の役ですが、当時まだ40手前だったんですね。うわっ、今の自分より若い…いつの間に追い越したんだろう…。
ロッサノ・ブラッツィ自身がイタリア人という事もあって、ごく自然に演じてます。

smt05.jpg イタリア男のイメージそのままw


そしてこの映画で忘れてはならないのが、浮浪児のマウロ。この歳でアラフォーの主人公を手玉に取る(?)とは恐れ入ります。彼がどんな大人になったか…後日談を知りたいぐらいですw。マウロとのラストシーンも、レナートとのシーンに負けず劣らず胸にキュンときました。

smt04.jpg ちょっと生意気だけど、優しい少年


そうそう、もうひとつ忘れちゃいけないのが、美しいヴェネチアの風景。自分の中では『いつかは行きたい街ナンバーワン』です。
(でもこの街は、いつか海に沈んでしまうんですよね…)

この映画の主人公の年齢に近い方には特におすすめの作品です。
もし若い頃に観てピンと来なかった方も、年齢を重ねて感想も変わってくるんじゃないかな?
20代の時に「痛いよねぇ~」の一言で終わった○○さんにも、是非もう一度観て貰いたいなぁ。


■旅情
 SUMMERTIME
 1955年・イギリス/アメリカ
 監督:デヴィッド・リーン
 日本公開:1955年8月12(or14)日

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